Page 313 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼エスマルヒの消毒方法 岩ちゃん 14/5/26(月) 15:07 ┗Re(1):エスマルヒの消毒方法 会長。 14/5/26(月) 21:02 ┣Re(2):エスマルヒの消毒方法 岩ちゃん 14/5/27(火) 9:52 ┗Re(2):エスマルヒの消毒方法 岩ちゃん 14/6/2(月) 13:30 ┗Re(3):エスマルヒの消毒方法 副会長 14/6/3(火) 12:45 ┗Re(4):エスマルヒの消毒方法 岩ちゃん 14/6/3(火) 13:56 ┗Re(5):エスマルヒの消毒方法 会長。 14/6/4(水) 8:19 ┗Re(6):エスマルヒの消毒方法 岩ちゃん 14/6/5(木) 17:16 ─────────────────────────────────────── ■題名 : エスマルヒの消毒方法 ■名前 : 岩ちゃん ■日付 : 14/5/26(月) 15:07 -------------------------------------------------------------------------
感染症患者や血液汚染した場合に0.05%次亜塩素酸ナトリウムに30分つけて、乾燥、ステラッド滅菌をしています。 この方法でいいのか、正しい消毒、滅菌方法を教えて下さい。 |
▼岩ちゃんさん: 最終処理で滅菌する器材やエスマルヒを次亜塩素酸ナトリウムで消毒する必要はありません。 感染症患者を検査結果で識別しているようですが、C型肝炎やHIVなどはウインドウ期(感染してから検査で陽性になるまでに潜伏期間が存在する)の問題や、未知の病原体が存在するなどの理由から、標準予防策(すべての人の血液や体液、汗を除く分泌物、排泄物などは何らかの感染症がある可能性があるためそれらを扱うときは、防護具を着用する)を遵守することが必要です。 以上のことから感染症の有無によって器材の処理方法を変える根拠や必要性はありません。 血液で汚染された、または可能性のある器材を洗浄するときは、手袋やマスク、ゴーグル、防水性のエプロンやガウンを着用して、洗浄剤を用いて洗浄し十分すすいで乾燥させます。 エスマルヒを滅菌するときは、包帯のように巻いてしまうと滅菌剤が中心部分へ浸透しにくくなり滅菌不良を起こす危険性があるので、エスマルヒは巻かないで、20〜30cm程度の長さで緩めに繰り返し折り返して滅菌バッグなどで包装してから滅菌してください。 最近は、高圧蒸気滅菌対応やディスポ製のエスマルヒも販売されています。 |
ありがとうございました。そのように実践させていただきます! |
今まではエスマルヒを酵素洗剤で血液や蛋白の分解をしてから、洗浄後に消毒していました。 消毒は不要とのことで当院でもアドバイスのように実践していけたらと思うのですが、洗浄にはどのような洗浄剤を用いたらいいのでしょうか? |
▼岩ちゃんさん: >今まではエスマルヒを酵素洗剤で血液や蛋白の分解をしてから、洗浄後に消毒していました。 >消毒は不要とのことで当院でもアドバイスのように実践していけたらと思うのですが、洗浄にはどのような洗浄剤を用いたらいいのでしょうか? 岩ちゃんさんの施設で行われている洗浄方法で問題ありません。 酵素系中性洗浄剤を使用して洗浄し、しっかりとリンスして下さい。 洗浄時は血液や洗浄液が飛散するので、手袋・ガウン・サージカルマスク・アイシールドなどの個人防護具は必ず着用して洗浄作業は行うようにして下さい。 |
ありがとうございます。 洗浄後の「リンス」とはどのようなものでしょうか? また、エスマルヒなどの再滅菌するものは滅菌するため、消毒は必要ないとのことでしたが、酵素洗剤で洗浄して乾燥させたあとから滅菌するまでの間の取り扱いで、菌やウイルスは大丈夫なのでしょうか? 菌やウイルスが付着していると考えられる体液や血液等の蛋白が酵素洗剤によって除去できているため、滅菌するまでの取り扱いも問題ないと考えてよろしいのでしょうか? 洗浄後から滅菌するまでの取り扱いについて教えて下さい。 |
▼岩ちゃんさん: ここで言うリンスとは、すすぎのことです。 血液や体液などで汚染されたエスマルヒや器材などを十分に洗浄すれば、健康な手で触れても安全なレベルまで感染性は低減します。 職員の手指に傷や手荒れなどがあって粘膜が曝露している場合は、市販の傷口を保護するフィルムや手袋を着用して作業してください。 |
ありがとうございました。 参考に実践していきます。 |